越前がに漁が11月6日解禁されるのを前に、福井海上保安署と中部運輸局福井運輸支局は10月24日、坂井市の三国漁港で、底引き網漁船の安全点検を行った。
三国港機船底曳網(そこびきあみ)漁協に所属する9隻のうち3隻を点検。署員ら9人が船に乗り込み、▽救命胴衣が乗組員分あるか▽回転ドラムの巻き込み防止対策がとられているか―など17項目をチェックした。
網を引き揚げる作業中の事故が多く発生しており、同保安署の見谷公康次長は「すぐに機械を止められるよう複数人で作業し、ゴム手袋は巻き込まれないようぴったりしているものを着用してほしい」などと指導した。安全点検は毎年行っており、残りの6隻も解禁日までに順次点検していく。