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池野政義
トップページ > ニュース > 2015年9月 > 越前がに、どう食べるのが正解? 福井県の中学で食べ方学習
冬の味覚の王様、越前がにの食べ方を学ぶ授業が10日、福井県内の中学3年生を対象に各校で始まった。越前市の武生五中では、越前町で水揚げされたセイコガニが1杯ずつ配られ、悪戦苦闘しながらも身を取り出し古里の味を堪能した。
若者の魚離れが進む中、本県の魚介の味覚を再認識してもらおうと、越前がに漁の解禁に合わせて県、県漁連、県漁協女性部連合協議会が2010年度から開いている。今月下旬までに県内の国公私立80校約8200人が授業で味わう。
武生五中には県水産課と福井市漁協女性部の計4人が訪れ、3年生約11人にカニのつめなどを使って上手に食べる方法を伝授した。教室中にカニのにおいが広がる中、生徒たちは「めっちゃうまそう」「早く食べたい」などと言いながら外子や内子、身を丁寧に取り出し、皿代わりの甲羅の中に山盛りにしていた。
酒井しん君(14)は「足から身を取り出すのが難しいけど、あらためて地元の食のおいしさが分かった」と笑顔で味わっていた。