「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2013年7月 > 古事記に記載されているカニは越前がに?(越前がにQ&A)
古事記には応神天皇(4~5世紀ごろ)が近江の国(現在の滋賀県)へ入り、そこでだされたカニに呼びかける次のような即興の歌が書かれています。
許能迦邇夜、伊豆久能迦邇、毛毛豆布、都奴賀能迦邇、余許佐良布、伊豆久邇伊多流(この蟹や、いづくの蟹、百づたふ、角鹿の蟹、横去らう、いづくにいたる)・・・
おまえはどこからきたカニか、敦賀からきたカニか、横ばいをしてどこへ行くのか・・・
このカニをズワイガニであると考えている人もいますが、当時の操業の能力からみて、水深200メートルを超える海域に生息しているカニを漁獲できたか疑問です。
(情報提供:越前がにミュージアム)