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納谷一也
トップページ > ニュース > 2008年3月 > 商店街で「祭」カニ汁に舌鼓 路上こたつ登場、JR福井駅西口
商店街の飲食店が腕を振るい鍋料理など温かい創作料理を集めた「あったかうまいもん祭」が23日、福井県福井市のJR福井駅西口のガレリア元町商店街で行われた。アーケードにこたつが登場するなど独特の“あったかムード”の中、親子連れやカップルが体の温まる料理に舌鼓を打った。
食を通して中心市街地の活性化や店舗PRを図ろうと、同商店街周辺の飲食店が中心となって企画した。
中華、和食、洋食などカテゴリーを超えて10店が出店。鶏肉と野菜をじっくり煮込んだ「鶏野菜スープ」や半身のセイコガニが入ったカニ汁、焼きそばにだしをかけた「だし焼きそば」など各店の工夫を凝らした「あったか」料理が並んだ。 一角では琴の演奏会も開かれ、にぎわいに一役買った。アーケード内は親子やカップルの姿が目立った。
こたつに入りながらそばやぜんざいをほおばっていた吉田夢叶ちゃん(9)、夢帆ちゃん(6)姉妹は「道の上のこたつなんて初めて。結構くつろげる」と笑顔を見せた。母親の由紀さん(37)は「いろんなイベントがあれば商店街に来る人も増えるのでは」と話していた。
企画の実行委員長を務める血原藤徳さん(65)は「地域の飲食店が力を合わせて人が来てくれるような商店街にしたい。これからも旬の時期を見計らって継続的にイベントを続けたい」としていた。