長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > 2007年12月 > 越前町の児童、カニの生態学ぶ 越前がにミュージアムで学習会
カニの生態を子供たちに知ってもらおうと福井県越前町で八日、町内の小学生を招きカニの学習会を開いた。
町中央公民館が募集した「ふるさと少年塾えちぜん事業計画」の一環。町内の四年生以上の小学生三十二人が参加した。講師に越前がにミュージアムの今攸館長を招き「だれも知らない越前がにの生態」をテーマに話した。
同公民館で開かれた講演会では今館長が自身の研究結果をスライドなどを交えながら越前ガニの特徴を説明した。脱皮の回数によってオスとメスの体の大きさが違うことや外敵から身を守るために流木やイソギンチャクなどを背にし逃げる様子などが説明されると子供たちは興味深そうに話に聞き入っていた。
この後、会場を同ミュージアムに移し館内を見学しながら生きたカニの動きや漁業の歴史などを学んだ。
少年塾では今後、十月まで五回にわたって定置網体験、人権学習会などを開く。