長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > 2006年7月 > ズワイガニを食べるようになったのはいつ頃から?(越前がにQ&A)
ズワイガニを越前若狭地方で目にするようになったのは、安土桃山時代とみられます。江戸時代中期の各藩の産物帳からも、全国にさきがけて漁獲されるようになったとみられます。大型のカニであるズワイガニは珍重されたことでしょう。
江戸時代の中頃には漁法が改良され、漁獲量が増加しましたが、塩蔵や干物にできないうえ、傷みが早いことから、夏にはあまり遠くへ運ぶことができなかったことでしょう。明治時代の始めになって、輸送速度が速くなり、都会でも一般に食べられるようになりました。
(情報提供:越前がにミュージアム)