「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2006年3月 > 越前町が全国報道機関へ水仙発送 越前がにミュージアムチラシも
特産の越前水仙をアピールし観光客誘致につなげようと福井県越前町は十五日、全国の報道機関へ送る水仙の発送式を同町役場で行った。
長引く不況の影響で、同町の観光客入り込み数は一九九一年の百四十七万人をピークに年々減少。昨年は七十三万人で前年をやや上回ったが依然厳しい状況が続いている。
水仙は越前岬水仙ランドで栽培しているもので、この日、九千八百本を収穫。一社につき三十本と来年七月に開館する越前がにミュージアムのチラシなどを一緒に箱詰めした。
発送式には町職員や郵便局員、運送業者ら約五十人が出席。京谷町長が「水仙と潮の香りを全国に届け、観光PRに役立てたい」とあいさつし、水仙を箱に詰め運送業者らに託した。この日は六十社へ発送、今月中に全国の計三百十五社に送る予定。
同町によると、水仙の成長は例年より遅れ気味。見ごろは一月中旬からで、二月いっぱい楽しめるという。