漁船と連携し品質を判断
田村幸次
トップページ > ニュース > 1997年3月 > 「越前蟹味噌バター」3月から販売 ベニズワイガニで商品化、福井市の三玄
料理店の三玄(みげん)(福井県福井市大手3丁目、角谷雅和社長)は、越前漁港産ベニズワイガニを使った「越前蟹味噌(かにみそ)バター」を商品化、3月上旬から販売する。ベニズワイは越前がに(ズワイガニ)に比べ知名度で劣るが、ほぼ年間通し水揚げされるのが特徴で、同社は「季節を問わず濃厚なカニみそを楽しんで」としている。
ベニズワイの漁期は9月から翌年6月末まで。同社などによると、県内では越前町の漁船「大喜丸」のみが水揚げしている。みそはズワイガニに比べ濃厚な味わいという。
浜ゆでしたカニのみそを2日以上煮詰めた後、バターやブランデーを加え、クリーム状に加工。パンやクラッカーに載せたり、パスタにあえるなどして食べる。
小瓶入り(30グラム)で3個セット2500円。河和田塗の箱に入った3個セット(3500円)、河和田塗重箱入り9個セット(6500円)もある。
同社は、プレミアム感のある福井の手みやげとして需要を見込むほか、首都圏のホテルの朝食用などとして売り込みたい考え。店頭のほか、ネットで販売する。問い合わせは三玄=☎0776(30)0345。