越前がにならおまかせ
納谷一也
トップページ > ニュース > 熱々若狭ガキに舌鼓 福井県小浜市・期間限定「小屋」オープン 家族連れらにぎわう
福井県小浜市川崎1丁目の若狭フィッシャーマンズ・ワーフに2月1日、カキ小屋「蘇洞門(そとも)倶楽部」が期間限定でオープンした。地酒や地元の名水を使い五升缶で豪快に蒸した若狭ガキを提供しており、多くの人でにぎわった。
遊覧船の運航事業者「そともめぐり」が船の運休期間に開設し9回目。若狭湾で養殖されたカキを使い、地酒「わかさ」を用いた酒蒸しと、「平成の名水100選」に選ばれた地元の雲城水(うんじょうすい)を使った蒸しガキを準備。一粒一粒育てた「若狭うららカキ」の蒸しガキも味わえる。
今季は昨夏の猛暑で海水温が下がらずカキの成長は遅れ気味だが、味は申し分ないという。
昨年12月ごろから問い合わせが入っており、この日も営業開始前からお客さんが並んだ。漁師飯の調理方法に倣い、五升缶に入れたカキをテーブルのコンロに掛けて約10分。来場者は勢いよく湯気を上げる缶の中から熱々のカキを取り上げ味わっていた。
リピーターの娘に誘われ初めて訪れた敦賀市の女性は「とてもおいしい。満足です」と上機嫌だった。店長の竹田拓人さんは「これから水温が下がりカキが大きく成長する。楽しみにしてほしい」と話していた。
営業は24日までの土日祝のみで午前10時半~午後3時半。予約はなく先着順で、カキがなくなり次第その日の受け付けを終了する。酒蒸し(10個)3千円、蒸しカキ(10個)2500円、若狭うららカキ(5個)3500円(いずれも税込み)。
問い合わせなどは若狭フィッシャーマンズ・ワーフ=電話0770(52)3111