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中瀬康雄
トップページ > ニュース > 「黄金ガニ」見に来て! 福井県坂井市・越前松島水族館 オレンジ色の体 鮮やか
ズワイガニとベニズワイガニの交配で生まれオレンジ色をした通称「黄金ガニ」が福井県坂井市の越前松島水族館で展示されている。越前がにと同じ水槽の中を、目を引く鮮やかな色の体で歩いている。
水族館によるとズワイガニは水深300~400メートル、ベニズワイガニは500メートルより深い海に生息し「たまたま遭って交雑種が生まれることがある」という。カニ漁で千~2千匹に1匹ほど水揚げされるという珍しいカニ。白みがかったズワイと赤いベニズワイの中間の色合い。ズワイの引き締まった身、さっぱりしたみそ、ベニズワイの甘さを併せ持ち、美食家からも注目されているという。
1月24日に越前がに漁で、三国沖水深300メートルで取れ、持ち込まれた。同水族館で展示されるのは2018年以来。甲長12センチで水槽内にいる毛ガニを爪で挟んで持ち上げるなど活発に動いている。
魚類担当の加藤真伊さんは「きれいに写真に残してほしい」と来館者に呼びかけている。