漁船と連携し品質を判断
田村幸次
トップページ > ニュース > おいしい地魚一冊に 漁期や食べ方紹介 福井県が作成
福井県は県産水産物の流通・消費拡大へ、本県を代表する魚介類や加工品などを紹介した初のガイドブック「福井の地魚」を作成した。県内をはじめ、首都圏や関西圏の鮮魚店、飲食店などに配り、新たな販路開拓につなげる。
「なぜ旨(うま)い!? なぜ新鮮!?」のサブタイトルを付け、漁場や潮の流れ、漁法などといった本県ならではの特長を説明。漁業、仲買・卸売り、小売りのプロも登場し、それぞれが取り組みの努力や成果を語っている。
代表的魚介類としては▽越前がに▽甘えび▽若狭ぐじ▽越前がれい▽マダイ・レンコダイ―などを取り上げている。大きなカラー写真で新鮮さを視覚的にアピールし、漁獲時期や年間漁獲量、地元独自の食べ方なども紹介した。
県内で水揚げされる多彩な魚介類の漁期や旬の時期が、一目で分かるカレンダーも掲載。底引き網や定置網などの漁法を分かりやすくイラストで解説している。へしこ、小鯛の笹(ささ)漬け、鯖のなれずしなど本県自慢の加工品のおいしさの秘密なども載せた。
A4判で36ページ。2千部を作成した。県内の水産関係者、首都圏や関西圏の「福井ゆかりの店」登録店などを通じて地産地消を推進し、県内外の飲食店、量販店などでの販路開拓ツールとして活用していく。