「かにまつり」のPRに奔走
池野政義
トップページ > ニュース > 福井県高浜町の魅力発信へタッグ 町職員と関電社員 未利用魚で新メニュー
福井県高浜町の魅力発信を目指し、同町職員と関西電力高浜原発の若い世代がプロジェクトを立ち上げ取り組みを進めている。両者の協同事業は初めてで、企画第1弾として、町の水産振興に向けて未利用魚を活用したメニューを考案、地元観光施設の食堂が販売している。
町の魅力を高め発信したいとの思いから同原発勤務の社員5人が役場に働きかけたところ、町職員5人が賛同。昨年10月、プロジェクト「LIVING TAKAHAMA PROJECT」が発足した。メンバーは20~30代の計10人。月2、3回ほど地域の資源活用や課題解決につながる企画について議論している。
第1弾の企画は同町塩土の「若狭高浜たらふく市場」一帯の6次産業の動きに焦点を当てた。漁港や食堂などが集まる同エリア内のシーフードマーケット「UMIKARA(うみから)」にある食堂の集客と、町の漁業の抱える課題解消について検討を重ねる中、漁業者らが未利用魚の活用を進めていることを知り、「大満足!でっか盛り地魚フライ定食」と名付けた新メニューを考案した。
11種類のフライには地元で取れたレンコダイやカレイのほか、ヤガラやシイラなど未利用魚も加え消費者においしさを実感してもらう。
同社社員は「何かの形で地域貢献したいと考えていた。高浜の課題を解決し、今まで以上に盛り上げられたら」と意気込んでいる。
新メニューは23日まで150食限定(2千円)で販売している。