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中瀬康雄
トップページ > ニュース > 2022年11月 > 神楽坂で福井発信 3年ぶり「まつり」開催 東京 越前がに、焼きサバ、恐竜…
福井県ゆかりの東京・神楽坂で福井の食や歴史をアピールするイベント「ドーンと福井in神楽坂 越前・若狭まつり」(県、若狭湾観光連盟主催、福井新聞社共催)が11月26日、開幕した。越前がになど旬の味覚を販売し、観光情報を発信した。最終日の27日は時代行列を繰り広げる。
神楽坂は、江戸幕府の大老を務めた小浜藩主・酒井忠勝が屋敷を構えた。約1kmの神楽坂通りを通って江戸城に登城したとされる。この縁で地元商店街などの協力を得て、2008年からイベントを開いている。今回は新型コロナ禍で3年ぶりの開催となった。
会場は赤城神社境内と神楽坂通り一帯。オープニングセレモニーでは県嶺南振興局の小林弥生局長が「北陸新幹線が開業すれば東京から1本。ぜひ来て」とアピール。新宿区の吉住健一区長は「地域を盛り上げる連携ができたら」と述べた。続いて若狭町の保存会が伝統芸能「棒振り太鼓」を勇壮に披露した。
境内や通りには約20のテントやブースがずらり。旬の越前がにが人気を集めたほか、焼き鯖ずしや水ようかんは買い求める人で行列も。恐竜頭骨のレプリカや実物の年縞(ねんこう)の展示コーナーも設られ、訪れた人の関心を集めた。友人と訪れた近くの女性(36)は「黄金のように見えた年縞が泥と知りびっくり。若狭町が京都に近いことも知ったので、一緒に観光したい」と話していた。
27日は、地元商店街関係者らが時代衣装で登城の様子を再現する「登城行列」がある。