漁船と連携し品質を判断
田村幸次
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ズワイガニを目にするようになったのは、水深200メートル前後の海で漁ができるようになった安土桃山時代、1500年代とみられます。1600年代には全国にさきがけ、福井県の若狭湾の沖合で、船をいかりで固定し、網を手で引き寄せる沖手繰り網漁が行われるようになりました。
1700年代には風の力を利用して網を引き回す漁法、打瀬網(うたせあみ)でより深いところでカレイをとるようになり、カニも多く漁獲されるようになったのです。
1785年に出された「越中魚津浦猟業絵図」には刺し網の絵が描かれていますが、その網には明らかにズワイガニと分かるカニがかかっています。
(情報提供:越前がにミュージアム)