トップページニュース2022年6月 > 越前がにの歴史迫る 越前町、悠久塾が最終講義

越前がにの歴史迫る 越前町、悠久塾が最終講義

2011年02月23日

イベント

越前がにの歴史に迫った「越前学悠久塾」の最終講義=越前町織田文化歴史館 福井県越前町教委が主催し、町内の歴史や自然などの魅力を学ぶ「越前学悠久塾」の最終講義が19日、町織田文化歴史館で開かれた。同教委の堀大介学芸員が「越前蟹(がに)の献上と御食国(みけつくに)」と題し講演。古文書などをひもときながら、越前がにの歴史に迫った。

 同塾は昨年5月から、さまざまなテーマで毎月1回開かれてきた。今回は約30人が聴講した。

 堀学芸員は、歴史上で最初に「越前蟹」が登場したのは室町時代の文献で、江戸時代には福井の特産物の一つに挙げられていたと説明。献上については、1910(明治43)年元日の福井新聞の記事を示し「東宮殿下が本県の物産展を訪れた際、当時の知事が献上を申し出、現在の四ケ浦から新鮮なズワイガニを献上したのが始まり」と解説した。

 また、古事記の応神天皇に関する文中には「敦賀のカニ」を意味する「都奴賀能迦邇(つぬがのかに)」という記述があることを紹介。「このカニがズワイガニかどうかは分からないが、今後の研究調査でズワイガニであることが分かれば、越前がにの歴史は古墳時代までさかのぼる可能性がある」と話した。

 講義後には、堀治市教育長から受講者に修了証が手渡された。


関連するニュース

全て見る

おすすめの宿

おすすめの宿一覧

割烹旅館 越前満月

割烹旅館 越前満月

広大な敷地にわずか9室をしつらえた木造平屋造りの宿。広々とした部屋、和の庭園、贅を尽くした露天風呂付客室がお迎えします。

光風湯圃 べにや

光風湯圃 べにや

3年の構想を経て再建された"老舗旅館"

おすすめの料理店

おすすめの料理店一覧

旬味 泰平

旬味 泰平

四季折々の旬の味覚を楽しめる店。越前がにを引き立て、より美味しく味わうための“合間の一品料理”にもこだわるおもてなし。

らでん

らでん

越前がにを極めて30年以上。県内一のかに問屋が営む日本食レストランで、越前海岸と同じ最高の鮮度と味のカニを楽しめる。

越前かに料理「鹿島」

越前かに料理「鹿島」

三国の海・空そして極上の越前かにフルコース料理!

越前がに職人

一覧

「かにまつり」のPRに奔走

池野政義

詳しくはこちら

越前ガニのおすすめ料理

おすすめ料理一覧

越前がに甲羅蒸し

越前がに甲羅蒸し

4人分

セイコガニたっぷりの贅沢な一品