JR6社が共同運営している会員組織「ジパング倶楽部」の「日本の観光地ランキング20」で、福井県関連では越前がにが「食」の1位に輝いた。このほかにも「絶景」で東尋坊が6位、「神社仏閣」で永平寺が10位、「鉄道路線」で北陸本線(米原―金沢間)が13位に入った。
ジパング倶楽部35周年の特別企画の一環で実施。▽食▽絶景▽温泉▽町▽鉄道路線▽神社仏閣―の6項目について、会員を対象にはがきとインターネットでアンケートを行い、1万2912件の回答を得た。会員誌7月号に掲載された。
「食」の2位は高知のカツオで、3位は浜松のウナギ。北陸3県では富山県もランキング入りし、氷見の寒ブリが9位、富山のホタルイカは20位だった。
越前がにが1位に輝いたことについて、福井県ブランド課は「カニとして全国初のGI(地理的表示保護制度)登録や、最上級ブランド『極』の認定など、ブランド力向上に長年取り組んできた成果」としている。
ジパング倶楽部の会員は65歳以上の男性と60歳以上の女性が対象。6月末現在、会員は約200万人で、毎月1回発行される会員誌の発行部数は約143万部。