漁船と連携し品質を判断
田村幸次
トップページ > ニュース > 2017年12月 > 越前がにずらり 坂井市・越前町で「まつり」
福井の冬の味覚、越前がにを満喫できるまつりが18日、坂井市と越前町で始まり、多くの家族連れらが訪れた。市価より安く販売されたズワイガニやセイコガニを買い求め、熱々のカニ汁を堪能した。ともに19日まで。
○…坂井市の三国サンセットビーチ駐車場では「三国温泉カニまつり」が開幕した。地元の鮮魚店ごとにズワイやセイコが並べられ、県内外から訪れた家族連れらが品定めをしては次々と買い求めた。三国港で水揚げされた魚介類や地元の食のブースも並び、にぎわった。
恒例のガサエビ鍋の無料振る舞いには、来場者が長蛇の列をつくり熱々を味わっていた。愛媛県から観光に訪れ、まつりを知ったという山井常久さん(65)は「日本海の冬に味わうカニ汁は格別です」と話し、舌鼓を打っていた。
○…越前町厨の道の駅「越前」では「越前かにまつり」が始まった。毎年好評のセイコガニ汁には長蛇の列ができ、家族連れらはセイコが丸ごと1匹入ったカニ汁を受け取ると、「おいしそう」と目を輝かせながら味わっていた。
各店のブースで新鮮な越前がにが販売されたほか、取れたての魚介類や地元の特産品なども並び、多くの人でにぎわっていた。
今年初めて、名古屋市から家族で訪れたという納富雅裕君(9)は「カニ汁がおいしかった。また来年も来たいな」と笑顔で話していた。