競り落とすには度胸が必要
中橋睦男
トップページ > ニュース > 2017年12月 > 初日ズワイ約3千匹、セイコ約9・7万匹 福井県水揚げ量
福井の冬の味覚「越前がに」の漁が6日解禁され、越前町と坂井市三国町の漁港で取れたてのカニが次々と水揚げされた。県水産課によると、初日の水揚げ量はズワイが約3千匹、セイコが約9万7千匹で例年並みだという。
三国漁港からは三国港機船底曳網漁協の10隻が5日夜に出港した。同課によると、ズワイは約2800匹、セイコは約2万6200匹で例年並み。県漁連三国支所によると、競り値は極を除くズワイが7千~4万円、セイコは200~3千円だった。
最上級ブランド「極(きわみ)」と認定されたズワイガニは両漁港で各1匹の水揚げで、越前町の越前漁港での初競りでは、県内で水揚げされたズワイで過去最高となる46万円の値が付いた。三国漁港では23万円だった。
極は、ゆでた重さが1・3キロ以上、甲羅幅14・5センチ以上、爪幅3センチ以上の基準をクリアしたズワイ。46万円の値が付いた極は重さ1・65キロで、競り落とした「かねいち水産」(越前町米ノ)の中橋睦男社長(66)は「今年は数が少なかったので、競り落とせてうれしい」と笑顔を浮かべた。