「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2017年8月 > 越前がに漁6日解禁 ズワイ「昨季並み」 福井県予想 セイコは「やや下回る」
福井が誇る冬の味覚、越前がに漁が6日解禁となる。福井県水産課によると、今季の雄のズワイガニの予想漁獲量は「昨季並み」、雌のセイコガニは「昨季をやや下回る」となっている。
昨季の漁獲実績は雄ガニ260トン、雌ガニ163トンの計423トン(前季比11%減)。漁獲金額は雄16億800万円、雌4億1500万円で計20億2300万円。最高級ブランド「極(きわみ)」の販売開始によって過去最高額となった一昨季に比べ1億円減少したものの、高い水準となった。昨季の「極」漁獲数は254匹だった。
越前がにの漁期は雄ガニが6日~来年3月20日、雌ガニが6日~12月31日で昨季同様。水ガニは、資源保護のため開始が昨季より10日遅くなり、来年2月19日~3月20日となっている。
解禁日前日の5日夜、県内各漁港から大小71隻の底引き網漁船が出港する。同日午前11時半からは越前町大樟の越前漁港で出漁式があり、大漁と漁期中の安全操業を祈る。