「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2014年5月 > 皇室献上へ極上の越前がに調理 福井・三国の鮮魚店で
皇室に献上する越前がにの調理が18日夜、坂井市三国町内の鮮魚店で行われた。厳選したズワイガニを従業員が1匹ずつ丁寧に調理。19日に天皇、皇后両陛下をはじめ皇室に届けられる。
越前がにの献上は1922(大正11)年から始まり、今回で88回目。三国町内の鮮魚店4軒が持ち回りで調理を行っており、ことしは東尋坊の商店街内にある「やまに水産」が担当した。
献上するのは18日夕方に三国港へ水揚げされたばかりの体長約80センチ、重さ約1・5キロの新鮮なズワイガニ15匹。紅白幕が飾られた室内で、同水産の従業員4人が調理に当たった。真水で締めた後、30分ほど釜ゆですると鮮やかな紅色に色づいた。調理台の上で形を整え冷ましてから、1匹ずつ箱詰めしていった。
献上ガニは19日午後、県職員が両陛下をはじめ、皇太子家、秋篠宮家、常陸宮家、三笠宮家へ届ける。