競り落とすには度胸が必要
中橋睦男
トップページ > ニュース > 2013年10月 > 越前がに、水仙を求めて人の波 越前町の道の駅でフェア
第40回水仙まつり(越前海岸観光協会連合会、福井新聞社主催)の「水仙・カニフェア」が24日、福井県越前町厨の道の駅「越前」で始まった。水仙が無料で配られたほか、越前がになど新鮮な海の幸が販売され、来場者は越前海岸の冬の魅力を存分に楽しんでいた。25日まで。
水仙娘による水仙の無料配布はこの日3回あり、各回とも長い列ができた。午前10時半からの回では、先着200人に10分ほどで配り終えた。受け取った人は花に顔を近づけて独特の香りを堪能。愛知県から夫婦で訪れた高井尚さん(49)は「こんないい香りだと知らなかった。家のどこに飾るか考えたい」と喜んでいた。
販売コーナーには地元鮮魚店など16店舗が出店。越前がにや干物、甘エビなどの海産物に加え、カニ丼、カニグラタンといった料理がずらりと並んだ。買った魚介類をその場で焼いて食べられる炭火焼きコーナーも人気を集め、来場者は熱々の海の幸をおいしそうにほおばった。
ビンゴ大会や水仙に関するクイズラリー、越前焼の粘土の工作体験もあり、子どもたちが楽しそうに挑戦していた。
今年は年明けの風雪などで水仙が倒れる被害が出たが、会場で配る水仙は例年通り2日間で1200束を確保し、農家による水仙の販売ブースも予定通り設けた。