長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
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第38回水仙まつり(越前海岸観光協会連合会、福井新聞社主催)の「水仙ランドフェア」は27日、福井県越前町血ケ平の越前岬水仙ランドで開かれた。周辺の水仙畑はようやくつぼみがふくらみ始めたばかりだが、水仙や海産物が当たるお楽しみ抽選会や押し花アート体験などがあり、来場者は越前水仙の魅力をじっくり味わっていた。
お楽しみ抽選会では、越前がにや甘エビ、水仙、カニ鍋といった豪華景品が用意された。当たりが出て鐘が鳴らされると来場者から歓声が上がった。カニ鍋には大きな足が入っており、家族連れらがおいしそうにほおばっていた。海産物などの販売コーナーもあった。
押し花アート体験は、同町の越前水仙アートクラブ会員が指導。水仙のほか、赤や紫など色とりどりの押し花が用意され、親子らがしおりやコースター、写真立てサイズの作品づくりに挑戦した。ピンセットで細かい花を丁寧に並べ、思い思いに仕上げていた。会場には会員の作品約50点も並べられた。体験と作品展示は29日まで。
地元観光ボランティアガイドによる無料ツアーでは、水仙の棚田や呼鳥門、越前岬灯台などランド内の名所を歩いて回り、美しい景色を楽しんだ。
家族4人で初めて訪れたという会社員西川千尋さん(31)=坂井市春江町取次=は「見晴らしがよくて、青空と海の色合いがとてもきれいだった。水仙の花が盛りになったらまた来たい」と笑顔を見せていた。
第38回水仙まつりは28日に閉幕する。