競り落とすには度胸が必要
中橋睦男
トップページ > ニュース > 2006年7月 > 極上紅色「献上ガニ」皇室へ 越前がに箱詰め、坂井・三国
皇室に献上される福井を代表する“冬の味覚の王者”越前がにの調理が7日夜、福井県坂井市三国町の鮮魚店で行われた。厳選したズワイガニが箱詰めされ、8日に天皇、皇后両陛下をはじめ皇室に届けられる。
皇室への越前がにの献上は1922(大正11)年に始まり、今回で86回目。調理は三国町内の鮮魚店4軒が持ち回りで行っており、今年は宿1丁目の田島魚問屋が担当した。
6日夜に三国漁港に水揚げされたズワイガニの中から体長80~90センチ、重さ約1・3キロの極上品ばかり15匹を厳選。紅白幕が飾られた店内には湯気が立ちこめ、カニを真水で締め、30分ほど釜ゆですると鮮やかな紅色に。白衣を着た調理員が1匹ずつ調理台に並べて形を整え冷ました後、丁寧に箱詰めした。
献上ガニは県職員が8日午後に両陛下をはじめ皇太子家、秋篠宮家、常陸宮家、三笠宮家へ届ける。(高村友基)