「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2005年11月 > つり輪に挑む越前ガニの模型登場 W杯体操鯖江大会をPR
福井県鯖江市有定町二丁目の市道西循環線沿いに、つり輪に挑む大きな越前ガニの電動模型が登場。’98ワールドカップ(W杯)体操決勝鯖江大会の成功を願い、通行人にパフォーマンスを披露している。
このカニを作ったのは眼鏡の企画開発をしている室谷満彰さん(54)=有定町二丁目。先の世界体操に開発したもので、昨年は重油災害事故回復PR用にリニューアルし、つつじまつりに設置。いよいよW杯開幕間近となり、本来の”つり輪をするカニ”として再登場した。
カニはざるにパテを張って甲羅をつくり、ビニールパイプで脚を製作。車のワイパーモーターを活用し、つり輪を持ったはさみを動かす仕掛けで、大会の「成功」やズワイガニの雌「セイコガニ」をひっかけ「seiko」と名付けた。自宅横の柱の五メートルほどの高さからつり下げ、イルミネーションを施した。毎日午後七時―同十時半まで点灯しており、つり輪に励む姿が夜空に幻想的に浮かび上がっている。
近所の人によると「車を止めて見ていく人も多い」とか。中学、高校時代は体操部だったという室谷さん。「大会をぜひ成功させたい」と話している。