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中瀬康雄
トップページ > ニュース > 2005年1月 > 関連商品棟20、21日に初開放 越前がに直売、福井市中央卸売市場
市民に開かれた市場を目指し、活性化につなげようと福井市中央卸売市場(福井県福井市大和田町)は20、21の両日、市場関係者向けに生鮮・加工食料品などを販売している「関連商品売場棟」を初めて一般開放する。越前がになどの水産物や青果なども併せて直売。普段は入られない市場の雰囲気が楽しめる。来場者と事業者の反応を踏まえ、常時開放を模索していく。入場無料。
市長の諮問機関「市中央卸売市場開設運営協議会」が5月末、水産物の競りなどを行う卸売棟の西側に併設の関連商品売場棟について、「将来の市場外化を念頭に、市場内での開放を実施すべきだ」とする答申書をまとめた。これを受け、市場側は関連商品売場棟の事業者有志らでつくる「試験開放実行委員会」を設け、開放の在り方を検討してきた。
関連商品売場棟で取り扱っているのは肉や鶏卵、冷凍食品、総菜、漬物、菓子パンなど。食堂や理容店もあり、計67社が115ブースを構えている。このうち38社、市場関係3団体、市場外の19業者が参加。越前がにをはじめ鮮魚、果物、野菜、生花などを含め約80ブースを設ける。20日は午前10時~午後3時、21日は午前9時~午後2時。
市中央卸売市場は「品質は確かで、市場ならではの特価品も並べる。対面販売なので調理方法や食べ方など店側との会話も楽しんでほしい」としている。問い合わせは同市場=☎0776(53)0001。