「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2005年1月 > 越前ガニはこう食べる 福井市の専門学校で講習会
福井県福井市の専門学校ジャパンビジネススクールは二十三日、手寄一丁目の同校で「越前がにの食べ方」と題した和食テーブルマナー講習会を開いた。
本場に育ちながらカニの食べ方を知らない若者が増えており、県外の人を接待する際、食べ方を知っていてほしいと実施。卒業予定者や教職員ら百十人が参加した。
講師は三国町で料亭を営む大森喜代男さん(76)。「刃物を入れるとうま味が出てしまってもったいない。まず赤い方を下にして、甲羅のみそを逃さないよう足を片一方ずつ割る」などと、順を追って分かりやすく説明した。
最初のうちは、ぎこちなかった手つきも、食べ進むにつれてすっかり慣れ、法学商経学科四年の太田誠さん(22)は「丸々一ぱい食べるのは初めて。とても参考になりました」とおいしそうにほおばっていた。