競り落とすには度胸が必要
中橋睦男
トップページ > ニュース > 2001年1月 > 目指せ“越前がに通”「検定1級」開始 越前町、ミュージアム
福井県越前町厨の越前がにミュージアムは1日から、来館者にカニの知識を問う「かに検定」の最難度1級の試験を始める。挑戦を呼び掛けている。
館内をじっくり見てカニの知識を深めてもらおうと、約1年前に3級検定を始め、昨年11月には2級を設けた。
これまで3級は約千人が挑み合格率は約7割。2級は約70人が挑戦し7人しか合格しておらず、1級はさらに難関となりそう。合格すると認定証のほか、1、2級合格者には、カニのぬいぐるみなどのオリジナルグッズが贈られる。
問題はカニの特徴や生態、歴史などについて館内の展示や説明を基に出題している。希望者は入館の際に問題用紙を受け取り館内を回りながら問題を解く。全問正解で合格。無料で挑戦できる。
問題数は級によって異なるが、いずれも10問前後。2、3級は3択、1級は4択問題になっている。3級の問題は「越前がにが生息している水温は何度」「越前がに漁が本格的に始まったのは何時代」など、館内を一通り見て回れば分かる内容という。1、2級には応用的な問題が含まれる。
松田年弘支配人は「家族や恋人と一緒に考えながら館内を回って、普段食べているカニの生態などを学んでもらえれば」と話している。