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刀根瑛昌
トップページ > ニュース > 2001年1月 > 愛称が「ビックラブ」に決定 越前がにミュージアム
福井県越前町が同町厨に建設している「越前がにミュージアム」の愛称募集入賞作が十五日決まり、応募四千五百四十七点の中から大賞に小豆島一欽さん(岩手県大槌町)の「ビックラブ」が選ばれた。また、パンフレットなどに活用するロゴマークも公表された。
「ビックラブ」には、大きなカニに対する「びっくら」とカニの英訳の「クラブ」、多くの人に愛されるようにと「ラブ」の三つの意味が込められている。
九月三日から三十日まで行った愛称募集には全国からはがき、インターネットで計四千五百四十七点が集まり、町や漁協、観光協会などで組織する「プロジェクト検討委」三十五人が審査。覚えやすさ、親しみやすさなどをポイントに選考した。
ロゴマークは福井市のデザインディレクター坂田守正さんに委託。カニと共存していこうと正面から向き合ったデザインで赤い甲羅に、はさみは海山の青と緑をあしらった。「かにが生きる。みんなが活きる」とコピーが添えられている。
ミュージアムは同町の特産、越前ガニのアミューズメント施設として来年七月十五日にオープン。カニの生態を紹介するコーナーや海中の様子を再現する立体映像コーナーのほか、レストランなどが設けられる。施設の外観は越前ガニの形をしている。
同町商工観光課では「多くの人に関心を持ってもらってありがたい。みんなに愛される施設にしていきたい」と話している。
入賞者は次の皆さん。
▽準大賞 浜野克則(越前町)竹村三恵子(同)堀田雅司(愛知県)石曽根志季子(長野県)石井美智代(千葉県)