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池野政義
トップページ > ニュース > 2000年2月 > 日本におけるズワイガニの研究の歴史は?(越前がにQ&A)
ズワイガニを食用として捕るようになったのは日本海が世界で最も古いとみられます。
ズワイガニの生態や漁業に関する最も早い報告は、1923年(大正12年)に秋田県水産試験場から出されています。1929年(昭和4年)以降には福井県水産試験場が標識放流の結果を報告しています。1934年(昭和9年)になって、初めてそれまでの知識がまとめて報告されました。
本格的な研究は、日本海における乱獲で漁獲量が著しく伸び、資源の悪化が叫ばれた1965年(昭和40年)頃からです。外国での研究は、アメリカやカナダでの漁業が始まった1970年(昭和45年)に入ってからです。かつては日本の研究が世界をリードしましたが、今はカナダの研究が世界をリードしています。
(情報提供:越前がにミュージアム)