「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > セイコ6杯分 特製丼できた 福井 30人身出し体験、舌鼓
福井の冬の味覚、セイコガニを6杯分も使った特製丼を作るイベント「ふくめしキッチン」が1月16日、福井市観光物産館内の飲食スペース「福福茶屋」で開かれた。参加者は身出しなどを体験し、ぜいたくな“海の宝石丼”を味わった。
同イベントは、食の力で福井をPRする活動を展開するJR福井駅周辺の飲食店主らでつくる「ふくめし実行委員会」が主催。北陸新幹線県内開業に向け、県民に福井の食の理解を深めてもらおうと、これまでにソースカツ丼や水ようかんなどを取り上げた催しを開いている。
この日は約30人が参加。福井市順化1丁目のカニ専門店「越前かに成前(なりぜん)」の番頭、菊川布美子さんから、爪が大きいものなどおいしい越前がにの見分け方を教わった後、はさみやすりこぎを使った身出しを体験。手ほどきを受けながら丁寧に内子や外子、脚のほぐし身に分け、6杯分を丼に惜しみなく盛っていった。
家族と参加した中学生は「これだけたくさんおいしいカニを食べられるなんてぜいたく。福井にいて良かった」と笑顔だった。
ふくめし実行委では今後、4月に若狭牛をテーマにした催しを開く予定。