トップページニュース漁、競り・市場 > 越前がに豊漁で漁獲制限 福井県底曳網漁協 既に割当量5割

越前がに豊漁で漁獲制限 福井県底曳網漁協 既に割当量5割

2022年11月16日

漁、競り・市場

豊漁が続き今季の漁獲上限の約5割に達した越前がに=6日、越前町の越前漁港内 6日に漁が解禁された越前がにの豊漁が続き、15日までの福井県内の水揚げ量が、国に割り当てられた今季の漁獲上限の約5割に上ることが分かった。福井県底曳(そこびき)網漁業協会は同日、福井市内で役員会を開き、漁期(雄は来年3月20日まで)を通した安定供給に向け、漁船一隻当たりの水揚げ量を制限することを決めた。県によると、船ごとに越前がにの漁獲制限を行うのは初めて。

 県水産課によると、解禁日の6日の県内の水揚げ量は、雄が約1万5300匹で昨年(約8200匹)の1.9倍、雌のセイコガニは約23万3300匹で昨年(約15万匹)の1.6倍。7日以降も豊漁が続き、三国港機船底曳網漁協所属の30代漁師は「今シーズンはセイコが異常に多い」と話す。

 越前町の関係者によると10日までの競り値は、大ぶりの雄は高値で推移したが、サイズによっては昨年同時期に比べ2割ほど安くなるケースもみられた。セイコも小ぶりだと安くなっているという。

 国は資源維持を目的に県ごとに漁獲上限を設けており、福井県の今季の割当量は雌雄合わせて341トン。県底曳網漁業協会によると、今季は15日時点で割当量の約5割が既に水揚げされた。例年は解禁日からの10日間で約3割という。県は、好天続きで出漁機会が増えたことや資源量の回復が要因とみている。

 この水準が続くと、シーズン終了前に漁獲上限に達し越前がにの供給が途絶える可能性があり、同協会は対応を協議。安定供給のため、大型船(15~75トン)と小型船(9~14トン)に分け、それぞれ一律で今季の一隻当たりの水揚げ量に上限を決めた。

 同協会の中野良一会長は「福井のブランドである水産資源を守りながら、シーズンを通して消費者に越前がにを味わってもらうための決断。漁業者は協力してほしい」と話している。


おすすめの宿

おすすめの宿一覧

光風湯圃 べにや

光風湯圃 べにや

3年の構想を経て再建された"老舗旅館"

割烹旅館 越前満月

割烹旅館 越前満月

広大な敷地にわずか9室をしつらえた木造平屋造りの宿。広々とした部屋、和の庭園、贅を尽くした露天風呂付客室がお迎えします。

越前厨温泉 あらき

越前厨温泉 あらき

限定6室 海と夕日と蟹の旅館

おすすめの料理店

おすすめの料理店一覧

開花亭

開花亭

国指定有形文化財に選ばれた歴史ある老舗料亭。ここでしか出会えない、職人技が光る贅の限りを尽くした越前がに料理を堪能できます。

みくに隠居処

みくに隠居処

国内最上級品質の「三国産」越前がにを使用したコース料理が日帰りで楽しめる。家族や会社の小旅行などでも気軽にご利用頂けます。

旬味 泰平

旬味 泰平

四季折々の旬の味覚を楽しめる店。越前がにを引き立て、より美味しく味わうための“合間の一品料理”にもこだわるおもてなし。

越前がに職人

一覧

「越前がには日本で一番おいしいカニ」

田村幸一郎

詳しくはこちら

越前ガニのおすすめ料理

おすすめ料理一覧

ズワイガニの甲羅盛り

ズワイガニの甲羅盛り

1人分

太い足の身をたっぷりと甲羅に乗せた迫力の一品 【動画あり】