至高のカニを確実に提供
刀根瑛昌
トップページ > ニュース > 解禁 > 越前がに 待望水揚げ 福井県坂井市三国 2日遅れ初競り 「極(きわみ)」は〝お預け〟
8日朝、三国港機船底曳(そこびき)網漁協などの10隻、越前町漁協所属の43隻、おおい町の大島漁協と小浜市漁協所属の計7隻が順次出港。三国漁港では約20km沖で漁をした4隻が帰港した。漁師は「まだ風が強く荒れていたが、十分な収穫」と話し、水揚げしたカニに越前がにの証しである黄色タグを付けていた。
競りには雄のズワイガニ約300匹、雌のセイコガニ約1万100匹がずらり。400匹ほど買い付けた、オーベルジュ(宿泊機能付きレストラン)経営の伊藤俊輔代表(35)=坂井市=は「楽しみにしているお客さんにようやくカニを提供できる。シーズン中、安定した水揚げがあれば」と話していた。越前がにの最上級ブランド「極(きわみ)」はなかった。
漁期はズワイが来年3月20日まで、セイコが12月31日まで。