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越前がに続々水揚げ 漁解禁港に活気

2013年11月07日

解禁

次々と水揚げされ、競り場にずらりと並んだ越前がに=6日午後4時半ごろ、越前町大樟の越前漁港(柿木孝介撮影) 日本海の冬の味覚の王様、越前がに漁が6日、解禁された。越前町や坂井市三国町の漁港にはズワイやセイコが次々と水揚げされ、港はシーズン到来に活気づいた。

越前町の各港からは5日夜、底引き網船44隻が出港。沖合で6日午前0時の解禁を待ち一斉に網を入れた。昼すぎから夕方にかけ、28隻が同町の越前漁港に続々と帰港。生きたズワイは素早く水槽に移された。初漁を終えた船長は「水揚げはまずまず。今シーズンも生きのいいカニをたくさん捕りたい」と話し、再び漁場へ船を出した。

初競りは午後5時に始まり、港に威勢のいい掛け声が響き渡った。仲買人や鮮魚店主などが指で値段を示して次々に競り落とした。

同町漁協によると、競り値はズワイが1万~3万円で昨年並み、セイコは500~千円で昨年より1~2割高かった。水揚げ量はズワイが例年よりやや少なめの約1700匹、セイコは例年並みの約8万2千匹だった。

坂井市の三国漁港からは三国港機船底曳網漁協所属の漁船13隻が出漁。10隻が6日午後2時ごろから帰港し始め、新鮮なカニを次々と水揚げしていった。県漁連三国支所によると、初競りではズワイは5千~4万円と昨年よりやや高め、セイコは300~3千円で昨年並みだった。

漁期は、セイコが昨シーズンより10日短縮され12月31日まで、ズワイは変わらず来年3月20日まで。(大西崇弘、高村友基)


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