「かにまつり」のPRに奔走
池野政義
トップページ > ニュース > 2021年2月 > 越前がに 献上できる喜び 坂井・厳選15匹皇室へ
皇室に献上する越前がにの調理が2月15日夜、坂井市の鮮魚店で行われた。厳選されたズワイガニ15匹が16日午前に天皇、皇后両陛下をはじめ皇室に届けられる。
献上は1922年に始まり95回目。同市三国町地域の鮮魚店4軒が持ち回りで調理しており、今年は「やまに水産」が担当した。
15日に三国港で水揚げされた中から体長約80センチ、重さ約1・3キロで身の詰まった15匹を選別。従業員3人が調理し、真水でしめた後に30分余り釜ゆですると、カニは鮮やかな紅色になった。冷ましてから丁寧に形を整え、箱詰めした。
やまに水産の社長は「こういった時期(コロナ禍)の中、献上できることが大変うれしい。素晴らしいカニがそろったので味わっていただきたい」と話していた。同社から直送で両陛下、上皇ご夫妻、秋篠宮家、常陸宮家、三笠宮家へ届ける。