福井海区漁業調整委員会が6月15日、福井県水産会館(福井市)で開かれた。11月に漁期が始まるズワイガニの年間漁獲可能量(TAC、7月~来年6月)について、小型底引き網漁船が対象の知事管理量を前期比12トン増の202トンとすることを了承した。ズワイガニのTAC増は4年ぶり。
TACは資源量調査を基に国から各県に割り当てられる。本年度の対象海域のズワイガニの資源量は、前年度と同様「中位・増加」で回復傾向にあると評価された。
沖合底引き網漁船が対象の、農林水産大臣管理量の福井県割り当ても前期比12トン増の207トンとなる見込み。小型と合わせ409トンとなる。前期の漁獲実績は362トンだった。
クロマグロのTAC(4月~来年3月)は追加配分があり、小型魚(30キロ未満)が10・1トン増の27・6トン、大型魚(30キロ以上)で3・3トン増の21・2トンとなった。マサバ、ゴマサバのTAC(7月~来年6月)は、例年通り「若干」とした。