「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2019年2月 > 庶民の味ミズガニ魅力再発見 23日福井で販売フェア
脱皮して間もない雄のズワイガニ「ミズガニ(ズボガニ)」漁が2月19日に解禁されたのに合わせ、店頭販売するフェアが23日、福井市中央卸売市場内の一般向けに開放している「ふくい鮮いちば」で開かれる。
ミズガニは数年後には殻の硬いズワイガニに育ち、単価も上がることから、石川県や京都府はこれまでに自主規制で禁漁としており、漁獲量が減少している。身がむきやすく、比較的安価で庶民に愛される福井の食文化を改めて発信し食卓に届けようと、鮮いちばの事業者らでつくる実行委員会が初めて企画した。
鮮魚店ではおなじみのミズガニ4、5杯を縄で束ねて販売するほか、小分けでも売り、より求めやすくする。場合によっては、市場ならではの値段交渉も楽しめる。値段や販売量は当日の漁獲量次第だが、担当者は「できるだけ値段を抑えたい」としている。
午前8時半から午後2時半まで。問い合わせは同市場=電話0776(53)0001。