越前町厨にある越前がにミュージアムの
マーケット棟が3日、リニューアルオープンする。海産物を中心に農作物、越前焼などを並べ、町内のさまざまな特産品を見比べて買うことができる。
町営の同ミュージアムは、展示スペースのミュージアム棟と、物販のマーケット棟、管理棟からなる。リニューアルしたのは3階建てマーケット棟の1階で、新しい名称は「越前うおいち」。
これまでは賃貸契約を結ぶ町内の業者が越前がにや魚を販売していたが、カニシーズン以外は店を閉めることもあった。今年1月ごろ再契約を結ばないことになったため、4月から指定管理者制度を導入し別の町内の業者を選定。カニなどの海産物などを販売する。約30の地元企業、団体も多彩な特産品を並べる。今後は年間を通じてオープンする。
リニューアルを記念し、午前11時半からマグロの解体ショーを行う。マグロはその場で販売し食べられる。今後も月1回程度イベントを開いて集客に努める。
同館は、ミュージアム棟も、本年度と来年度の2カ年かけて漁業の担い手育成やカニ研究拠点として再整備する計画が進んでいる。
同施設の向かい側には昨年11月に道の駅「越前」がオープンし、多くの人が訪れている。町は「エリア全体としてにぎわいをつくっていきたい」と期待している