「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2014年11月 > 自家製ソース決め手ボルガライス ふくい美味探訪福丼県編
ボルガライスは福井県越前市のB級グルメの代表格。愛好家団体「日本ボルガラー協会」の調べでは、市内20店舗で出されている。JR武生駅前の大江戸本店は系列店時代を含め、ボルガライスが40年近い人気メニューの古株だ。
昔ながらのチキンライスに半熟の卵焼きをかぶせ、トンカツを載せてデミグラスソースをたっぷりかける。ソースは3日間かけた手作り。「子どもからお年寄りまで楽しめるよう、さっぱりした味付けにしている」と下村康則店長は話す。器いっぱいに盛りつけるボリューム感を演出しつつ、食べ飽きることのないようにという気配りだ。
下村店長によると、同店のボルガライスの起源は系列喫茶店のまかない料理。商品化された後は、青年団員ら地元の若者の胃袋を満たしてきた。喫茶店が貸しスペースに衣替えした4~5年前からは、すし店である同店で提供。駅前という立地もあり、市外をはじめ、県外からも目当てに訪れる客がいる。
ワール丼カップでは、丼っぽさを追求したアレンジを加える予定。下村店長は「ボルガライスは、まだ認知度が低い。店に訪れてもらうきっかけにしたい」と意気込んでいる。
ボルガライスは900円(税込み)。営業時間は午前10時半~午後2時、同4時半~同9時。月曜定休。越前市府中1丁目。電話0778(24)3181。