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中野良一
トップページ > ニュース > 2013年11月 > 脱皮直後のズボガニ漁8日間短縮 福井県底曳網漁業協が方針
脱皮してすぐの越前がに(ズワイガニ)であるズボガニ(ミズガニ)について、福井県底曳網漁業協会は26日、福井県福井市の県水産会館で役員会を開き、福井県沖でのズボガニの資源保護に向けて今シーズンの漁期を前期比8日間短縮し、来年2月1日~3月12日とする方針を固めた。石川県沖での禁漁に協力することも決めた。
漁期については昨シーズン、兵庫や鳥取など日本海西部他県が40日間だったのに対し、福井県のみ48日間だったために足並みをそろえることにした。9月中旬に神戸市で開かれるズワイガニ特別委員会で正式決定する。
石川県沖での禁漁については、資源保護を目的に同県の漁業者が昨シーズンから実施しており、福井県側にも協力を要請。これを受けて今年5月、石川県と隣接する三国港機船底曳網漁協が、禁漁に協力する方針を示していた。県の調べでは、福井県漁船の石川沖でのズボガニ漁獲量は福井県全体の5%程度で、大きな影響はないとみられる。