「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
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2012年11月6日午後5時から、越前町の越前漁港で行われた越前ガニの初競りの様子を動画で紹介します。
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次々に水揚げされる大ぶりの越前がに、威勢いい競り人の掛け声-。冬の味覚の王様、越前がに漁が6日、解禁された。越前町や坂井市三国町の漁港は、待ちわびたシーズン到来に活気づいた。
越前町の各港からは5日夜に小型底引き船46隻、大型6隻が出港し、小型が6日夕方までに全隻帰港した。初競りは午後5時から小樟、大樟の越前漁港で行われ、競り人と仲買人の大きな声が飛び交った。生きたズワイガニを少しでも早く水槽に入れようとする仲買人らが、競り場を小走りで行き交っていた。
越前町漁協によると、水揚げ量はズワイガニが例年並みの4千匹、セイコガニは昨年より5割増の13万5千匹。値段は5千~2万円、800~1300円と例年並みだった。漁を終えた船の船長は「エチゼンクラゲが多少網に入ったが、影響はなかった。今シーズンは期待できそう」と笑顔を見せていた。
坂井市の三国漁港からは、三国港機船底曳網漁協所属の底引き網漁船13隻が出漁。6日昼すぎから帰港し始め、次々と水揚げしていった。県漁連三国支所によると、初競りではズワイガニは2千~2万3千円と昨年よりやや安値、セイコガニは水揚げ量が少なかったこともあり200~3千円と昨年より高値だった。
越前がに漁はセイコガニは来年1月10日まで、ズワイガニは3月20日まで続けられる。