長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > 1996年10月 > F1佐藤琢磨さん、東京で越前がに堪能 県産食材囲み快走誓う
F1ドライバー、佐藤琢磨さんを囲む会が27日、東京都内の福井県関係の飲食店で開かれた。越前がにやヒラメ、タイ、甘エビなど県産食材を使った料理で、新チームで挑む佐藤さんの健闘を関係者ら約100人とともに祈った。
会場の日本料理店「ありそ亭青山」は、坂井市の雄島館が経営している。同店が、佐藤さんをサポートしている英ヴァージンアトランティック航空の提携店で、同社が「佐藤さんを純日本料理で励ましたい」と会場に選んだ。
ありそ亭青山の道場宏社長は、佐藤さんの年齢にちなみ29匹の越前がにを用意。アカガレイ、春マス、甘エビ、ヒラメ、タイ、生ウニなど県産食材も使い、日の丸やコイの滝登りなど佐藤さんの活躍を願った縁起のいい飾り付けでパーティーを盛り立てた。
佐藤さんは、今季から新規参入した鈴木亜久里氏率いる純国産チーム「スーパーアグリ」の第一ドライバー。第1戦18位、2戦14位と徐々に順位を上げている佐藤さんは「和食が大好きで、縁合って福井の料理をおいしくいただいた」と福井から運ばれた海の幸を堪能。「今シーズンはすべてが挑戦。チーム一丸となって、後半は日本グランプリに向けチャンピオンシップを争えるポジションを狙いたい」と抱負を語った。佐藤さんは会場を出ると今週末の第3戦に向けオーストラリアへ旅立った。