「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 競り体験、海鮮丼に満足 坂井 三国港朝市周年祭に行列
坂井市の三国港市場で17日、北陸新幹線福井開業記念と銘打った「三国港朝市周年祭」があった。来場者は競りを体験し鮮魚や加工品をお得に手に入れ、県外にほとんど流通しない「ガサエビ」を使った丼、甘エビ汁を味わい満足げだった。
越前がに、敦賀真鯛(まだい)など22商品の競りを体験した。最初に水ガニが登場。100円からスタートし、うちわを挙げて値段を言い合い3千円まで上昇。あとで1万円相当だったことを教わると驚きの声が上がり、参加者はがぜん張り切って挑んでいた。
16日に北陸新幹線で県内入りした所沢市の女性は、越前がに2杯を1万円で競り落とし「1杯まるごと食べたことは昔あり、これはお土産にします」と笑顔だった。
食堂では午前7時半のオープン前から、ガサエビ丼を求める長い行列ができた。「甘くてぷりぷり。おいしい」と人気だった。
鮮魚のほか野菜やパン、能登地震被災地支援の物販もあり、三国高吹奏楽部がTVアニメの曲などを披露した。