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名古屋~福井県坂井市三国町 第1便 JR東海バス到着 観光客 街歩き楽しむ

2022年12月11日

観光

車体に三国北小児童が描いた絵がラッピングされたバス「みくに号」から下りる観光客=12月10日、福井県坂井市三国町 JR東海バス(名古屋市)が名古屋駅から福井県坂井市三国町を直通で結ぶ定期運行バス「名福ライナーみくに号・えちぜん満福バス」の第1便が10日、同町に到着し、えちぜん鉄道三国駅前で観光客向けに歓迎セレモニーが行われた。みくに号の車体には三国北小全校児童278人のイラストなどがラッピングされ、絵を描いた児童や父母もひと目見ようと出迎えた。観光客は早速、三国市街の街歩きを楽しんだ。

 北陸新幹線敦賀開業に伴い、今後は中京と県内を結ぶ直通高速バスにも商機があると、同バスが冬場の観光客を見込み企画した。14人を乗せ午前8時に名古屋駅を出発した第1便は、同11時過ぎに三国駅前に到着、池田禎孝坂井市長ら20人が出迎えた。

 みくに号は、三国北小児童が大好きな三国をイメージする絵やメッセージが車体に張り付けられた特別仕様。越前がに、龍翔館、東尋坊などがカラフルに描かれたイラストが、バス全体にちりばめられている。

 セレモニーでは、観光客を前に池田市長が「すてきなラッピングバスでようこそ。越前がになどおいしいものをたくさん堪能してください」とあいさつ。三國會所の着物姿の6人が、郷土民謡「三国節」に合わせ帯のまち流しを披露した。

 観光客は早速、徒歩で古い街並みが残る市街を散策した。バスに同乗してきたJR東海バスの清水紀宏社長(57)は「今日は(お客さまが)やや少なかったが、これからしっかり育てていきたい。三国は冬場の越前がに、東尋坊など観光素材が魅力的で、ポテンシャルが高い」と話していた。

 運行期間は2月12日まで。年末年始を除く、月曜と木~日曜に、名古屋-三国町を各1往復する。運賃(片道)は大人3500円、子ども1750円。県内では乗車券はインターネット予約サイトから申し込める。


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