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池野政義
トップページ > ニュース > 越前がに漁 6日解禁 福井県越前町で大漁祈願 三国でゆで場査察
越前がに漁は6日午前0時に解禁される。福井県越前町漁協所属の底引き網漁船45隻は5日午後7時ごろから順次出港。坂井市三国町の三国港機船底曳(そこびき)網漁協の9隻も同日夜に出港し、6日午前0時に一斉に網を入れる予定。4日は越前町で安全・大漁祈願祭が開かれ、坂井市三国町では鮮魚店などのカニゆで場の特別防火査察があった。
越前町漁協の祈願祭は同町大樟の同漁協荷さばき所であり、青柳良彦町長や小林利幸組合長、底引き網漁船の船長ら約40人が参列。
1人ずつ玉串をささげ、小林組合長らが漁港に酒を注ぎ、漁の安全と豊漁を祈った。小林組合長は「昨年11、12月は海が荒れた日が多く、出漁日が少なかった。天候に恵まれれば」と話した。
嶺北三国消防署は、坂井市三国町内の鮮魚店や料理店など計11施設のカニゆで場の特別防火査察を行った。同市三国町楽円の「たけ庄本店」では、従業員の立ち会いの下、署員3人が、調理場などでバーナーやボイラーの不具合、燃料タンクの腐食や配管の漏れなど15項目を細かく点検していた。
福井県によると、初競りは越前町で6日午後4時から、坂井市三国町で同6時から行われる。漁期は雌のセイコが12月31日まで、雄は来年3月20日まで。
福井県水産試験場は、本年度の越前がに漁獲量予測で、順調に成長した個体数が多く雄は220~240トン、雌が165~180トンの計385~420トンで、昨年度の358トンを上回るとした。雄は昨年度比5~15%増、雌は10~20%増を見込む。