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刀根瑛昌
トップページ > ニュース > 献上がに、皇室献上 > 紅色鮮やか献上ガニ箱詰め 坂井・三国で調理
皇室に献上する冬の味覚、越前がにの調理が9日夜、福井県坂井市三国町の鮮魚店で行われた。紅色に染まったズワイガニ15匹が箱詰めされ、10日に天皇、皇后両陛下をはじめ皇室に届けられる。
皇室献上は1922(大正11)年に始まり、今年で85回目。調理は町内の鮮魚店4軒が持ち回りで行っており、今回は宿1丁目の伊野魚問屋(伊野勝博社長)が担当した。
ズワイガニは、この日三国漁港に水揚げされた中から体長約80センチ、重さ約1・3キロの15匹を厳選。真水で締めた後、30分ほど釜ゆですると鮮やかな紅色に。白衣を着た調理員は1匹ずつ台に並べ、形を整えながら箱詰めした。
献上ガニは県職員が東京に運び、10日午後に両陛下、皇太子家、秋篠宮家、常陸宮家、三笠宮家に届けられる。