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刀根瑛昌
トップページ > ニュース > 食 > ジネンジョ 食べ方提案 おおい特産 PRへ名田庄商会
福井県おおい町特産のジネンジョを使った料理を町民らが味わう試食会が7日、同町名田庄井上の炭焼き小屋で開かれた。ジネンジョのチーズフォンデュやオムレツなど目新しい料理が並び、参加者は名田庄地区の食や産業の魅力を再確認していた。
同地区の食などをPRしようと、名田庄商会が初めて開いた。漆器を磨く研磨炭の生産技術で「林業遺産」に認定された名田庄総合木炭生産組合の木戸口武夫組合長(57)の作業場が会場となった。
地元住民や大阪などからIターンしてきた町民ら約20人が参加。料理研究家の佐々木京美さん=鯖江市=が考案した料理が振る舞われた。メニューは、チーズフォンデュのほか、ニンニクや唐辛子を入れたオリーブ油で煮るアヒージョ、ジネンジョ入りぼたん鍋など6種類。
参加者は円形のバーベキューグリルを囲み、炭火でじっくり焼いたり煮たりした料理を味わった。チーズフォンデュは、輪切りにしたジネンジョにチーズをたっぷり付けて試食。ジネンジョのとろみと濃厚なチーズを同時に味わい、「おいしい」と舌鼓を打っていた。
ジネンジョ生産者の小西勇さん(78)=名田庄堂本=は「いつもはとろろなどにして食べるが、ハイカラな食べ方があるんだと感心した」と笑顔。木戸口さんは「ガスコンロは早く焼けて便利だが、みんなで炭火を囲んで味わうのも良い」と話していた。
名田庄商会は、本年度中にホームページに今回のメニューのレシピを掲載する予定。