「越前がには日本で一番おいしいカニ」
田村幸一郎
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差し入れで撮影に力を 映画「おしょりん」越前町ロケ 越前町観光連が「カニ丼」
福井県の越前町観光連盟は27日、同町笈松の萩野小旧笈松分校で撮影している映画「おしょりん」のキャストとスタッフの昼食に、ベニズワイガニを一杯丸ごと使った「ベニガニ丼」などを振る舞った。町産食材たっぷりのメニューで英気を養ってもらった。
激励と地元PRを兼ね、越前町漁協や「おたとうふ」を販売するウスヤ食品の協力を得て行った。ベニガニ丼のほか、甘エビのみそ汁、おたとうふの冷ややっこ、厚揚げ、がんもどき、豆乳も提供。主演の北乃きいさんや、本県出身の酒井大地さんら俳優陣も味わった。スタッフの一人は「さすが福井という感じ。午後の撮影もカニパワーで頑張れそう」と話した。
坂井市のオーカワパンもメロンパンやクリームパンなど菓子パン100個を差し入れた。 映画おしょりんは、福井の眼鏡産業の礎を築いた増永五左衛門らの奮闘を描く。同分校は最後のロケ地で、30日にクランクアップする予定。
■福井市は菓子やみそ汁 出演の津田寛治さんに
映画「おしょりん」のこの日の撮影には、福井市の観光大使を務める俳優津田寛治さんが臨んだ。同市の担当者が越前町のロケ地を訪れ、みそ汁や菓子、水など市内企業の商品を贈呈。津田さんは「地元での撮影は最高。名だたる俳優さんたちが、福井弁を使ってくれているのを見るとうれしくなる」と話した。
贈ったのは「米五」のみそ汁、「華」の山うにあられ、「横井チョコレート」のチョコラスク、福井市の水道水をペットボトルに入れた「おもてな水」。スタッフを含め計80人分を用意した。
市商工労働部観光文化局の和田真生局長が、眼鏡職人役の津田さんと、中山卓也さん、酒井大地さんの本県出身の俳優3人に手渡し「おしょりん公開の翌年に北陸新幹線県内開業を迎える。映画を見た多くの人に福井を訪れてもらいたい」と述べた。