今季の越前がに漁が好調だ。県の昨年12月末時点のまとめによると、雄雌合わせた漁獲合計金額(卸値)は18億3600万円で前年同期比7%の増。天候に恵まれたこともあり豊漁基調で、過去最高だった昨季を上回るペースで推移している。
昨季の漁獲金額は25億2700万円で、4年連続で過去最高を更新した。今季の昨年12月末までの全体の漁獲量は314・8トン(前年同期比1%減)、金額を漁獲量で割った1キロ当たりの単価は5832円(同8%増)となった。
内訳をみると、雄のズワイは漁獲量160・9トン(同19%増)、漁獲金額は12億8千万円(同3%増)。単価は7953円(同14%減)。今季から資源保護で甲羅サイズの漁獲規制を強化しているが、県水産課は「資源量の回復も背景に豊漁に恵まれている」と分析している。
昨年12月末で漁期を終えた雌のセイコは、漁獲量153・9トン(同16%減)、漁獲金額5億5600万円(同18%増)、単価は3613円(同41%増)となった。操業1回当たりの漁獲上限を引き下げた影響で流通量が減った一方、価格については安定して推移している。
雄の最上級ブランド「極(きわみ)」は7匹。前年同期の25匹に比べると18匹少なく、例年にも増して“高根の花”となっている。7匹のうちの最高額は、昨年11月14日に越前町で行われた競りで今季初の認定を受けた50万円。
今季の漁獲可能量は、大型船と小型船合わせて昨季当初と同水準の541トンで、昨年12月末時点の漁獲量は割当枠の約6割となっている。例年漁獲状況に応じた追加配分がある。昨季は追加配分を含む漁獲可能量568トンに対し実績は511トンだった。
11月6日に解禁された越前がにの漁期は雄が3月20日まで、ズボガニ(水ガニ)は2月19日~3月20日。