トップページニュース2022年6月 > 甘エビ包装 プラから紙に 五島水産(福井県坂井市)ふるさと納税返礼品 SDGs推進 ごみ750キロ削減

甘エビ包装 プラから紙に 五島水産(福井県坂井市)ふるさと納税返礼品 SDGs推進 ごみ750キロ削減

2022年06月03日

その他

SDGs推進へ紙パッケージに変更したふるさと納税返礼品の冷凍甘エビ=福井県坂井市三国町の五島水産作業場 福井県坂井市ふるさと納税の返礼品で「船内瞬間冷凍甘えび」を提供し、4年連続人気ランキング1位の五島水産(同市三国町滝谷)がSDGs(国連の持続可能な開発目標)推進に向け、これまでの発泡スチロールを紙のパッケージに変更し、全国発送を始めた。年間約750キロのプラスチックごみ削減を見込む。

 冷凍甘エビは2017年4月以降、ふるさと納税を通じて全国に約5万3千件発送している人気商品。

 同社は水揚げした甘エビを船内で冷凍保存し、新鮮な状態を保って届けている。厚みが約1.5センチの発泡スチロールはマイナス50度以下に完全冷凍するまで1時間半程度を要したが、紙の容器は30~40分にスピードアップ。これまで以上に甘エビの細胞膜が壊れにくくなり、歯ごたえのある食感に加え、甘み成分を閉じ込めることができるという。

 1年間の試行錯誤を経て耐久性を持たせた紙容器は、発泡スチロールの大きさの約半分(縦12.7センチ、横16センチ、高さ55センチ)と手のひらに収まるサイズとなり、輸送コストを低減。1度の漁で水揚げできる量もこれまでの最大4トンから6トンまで可能になり、船の燃料代の削減、余裕を持った在庫管理につながるという。

 内容量は約550グラム(40匹前後)と変更はない。家庭用冷蔵庫での専有スペースがコンパクトになり、寄付者のニーズにも応えた。

 魚介類の運搬は40年前までは木箱が使われていたが、それ以降は発泡スチロールとなり現在も主流。プラスチックごみによる海洋汚染が世界的な問題となっており、紙容器への変更について五島精一社長(73)は「海を汚してはいけないとの思いが一番で、微少なマイクロプラスチックとなるような材料を使いたくない。水産業界で普及する足がかりになれば」と話している。

 市内返礼品事業者のSDGsへの取り組みは広がっており、市はふるさと納税のポータルサイトで情報を発信していく。


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