福井県の冬の味覚の王様、越前がに漁が6日、解禁された。福井県越前町の越前漁港では午前10時ごろ、最初の船が帰港した。漁師らが生きのいいカニを詰めたトロ箱を次々と船から水揚げし、港は待望のシーズン到来に活気づいている。越前町漁協の初競りは同日午後5時から、坂井市三国町の県漁連三国支所は同6時から行う。
越前町大樟の越前漁港では5日夜、越前町漁協が初の出漁式を行い、関係者約50人が豊漁と安全を祈願。県内の各漁港から大小あわせ約70隻の底引き漁船が出港した。漁は解禁の6日午前0時から開始された。
漁船で約1時間半の漁場から帰港した漁師は、トロ箱いっぱいのズワイやセイコを水揚げしタグ付け作業に追われている。
今季の漁期はズワイが6日~来年3月20日、セイコが6日~12月31日。ズボは開始日を昨季より8日遅らせ、来年2月9日~3月20日。